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ポルシェの新型911 GT3 RSが“ニュル”で進化を実証!

6分56秒4のラップタイムを記録

ポルシェはこのほど、新型ポルシェ911GT3 RSがドイツ・ニュルブルクリンク北コース(全長20.6km)において、6分56秒4のラップタイムを記録したと発表。このタイムは先代型に比べて24秒も短縮したことになる。

2018年3月のジュネー・ブショーでワールドプレミアされた新型911 GT3 RSは、モータースポーツ直系のシャシーを持ち、最高出力520psを発生する高回転型の自然吸気4リッター水平対向6気筒エンジンを搭載。0-100km/h加速は3.2秒、最高速は312km/hに達する。

タイムアタックに挑んだドライバーは、ポルシェワークスドライバーのケヴィン・エストレ(フランス)。2016年にポルシェのワークスドライバーとなったエストレは、911RSRでル・マン24時間レースを含むFIA世界耐久選手権に、911 GT3 RでADAC GTマスターズ選手権へ参戦している。さらにポルシェの開発ドライバーであるラース・ケルンもコクピットをシェアした。

GTモデルラインの開発責任者、アンドレアス・プロイニンガーは次のようにコメントしている。
「2名のドライバーがそれぞれアタックした4周のラップタイムはすべて7分を切り、全周回でのタイム差はわずか0コンマ数秒でした。これは単にGT3 RSがパワフルなだけでなく、極限におけるドライバビリティが優れていることの証明です。適度なエンジンパワーとともにすべてのシステムが完璧に統合されていれば、非常にダイナミックなパフォーマンスを発揮することは可能です。ドライバーはとっては、数千にもおよぶ部品で構成される車両がまるでひとつのパーツであるように感じることが重要です。これらこそがGT3 RSがもっとも優れている点なのです。今回、私がもっとも喜ばしかったのは、ラースとケヴィンがドライビングを楽しんでいたことです」

29歳のエストレは気温14度、路面温度18度という理想的なコンディションとなった午前11:40にアタックを開始。エストレのコメントはこうだ。 「私にとっても衝撃的だったのが、とくに高速コーナーでのブレーキングでは911 GT3 RSがGT3 Rのようなレーシングカーと信じられないほど近いということです。公道仕様のスポーツカー向けに新しく開発されたタイヤも、大きく貢献しています。GT3 RSのエンジンも気に入りました。9000回転までしっかりと回る6気筒エンジンのフィーリングは最高です。音も素晴らしくトルクも強大でした」

今回のアタックで911 GT3 RSは、最新世代のミシュラン パイロットスポーツタイヤ、ミシュラン パイロットスポーツ カップ2Rを装着。とくにサーキットでの使用に最適化されたこのタイヤ(前:265/35ZR20/後:325/30ZR21)は、911 GT3 RSおよび911 GT2 RSでの装着が承認されている。

LE VOLANT web編集部

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