530psのV8エンジン搭載が判明
4月26日、BMWは開発の最終段階を迎えた新型「8シリーズ・クーペ」のテスト走行の模様を公開した。
公開されたテスト車両はV8エンジンを積む「M850i xDriveクーペ」。最先端のインテリジェント4WDシステムや、アクティブなリアアクスルディファレンシャルロック、インテグラルアクティブステアリング、Mスポーツサスペンションなどを備え、スポーツ性と快適性を調和させたモデルとして、最終的な調整が進められている。
走行モードの「sport」や「sport+」では、エンジンサウンドがよりダイナミックになるほか、電子制御ダンパーやDSC(ダイナミック・スタビリティ・コントロール)、4輪駆動システムもアグレッシブな走りに応えるプログラムになる。なお、4WDのxDriveは走行モードを問わずリアアクスルを重視した設定になるという。
このグレードに搭載されるV8エンジンは530ps/750Nmを発揮。8速AT(ステップトロニック)と組み合わされ、BMWの新世代クーペにふさわしい高水準の走りを生み出す。
今回公開されたのは、英国ウェールズでのテストの模様。開発テスト走行はこのほか、スウェーデンでのウインターテストやニュルブルクリンクでのトラックテスト、そして各地での公道と、さまざまなシチュエーションで繰り返されてきた。
新型8シリーズ・クーペは2018年内に発売されることが発表されている。まもなくその正体が明らかになるだろう。