ご当地情報
A:天下茶屋
名作『富岳百景』を生んだ峠の茶屋
約10年間の休業期間はあったものの、今年で創業80年を迎える天下茶屋。店の名物はほうとう(写真はきのこほうとう鍋1,410円)だが、太宰の滞在した茶屋の名物がほうとう(放蕩!?)というのも何かの縁か……。2階は太宰治文学記念館になっていて、ゆかりの品々を展示中。茶屋を利用した人は自由に見学することができる。
●9:00-日没/無休(荒天時休業)/富士河口湖町河口2739/Tel:0555-76-6659
B:忍野八海
富士の雪解け水が長い年月をかけて湧き出す
山中湖の北に広がる忍野村には、富士の伏流水が生んだ湧水池が8つあり、これらを総称して「忍野八海」と呼んでいる。写真の湧池の湧水量は毎秒2.2トン。その水の透明度は驚くべきほどで、泳ぐ魚の姿がまるで空中に浮かんでいるように見える。周囲には水飲み場や銘水で打つそば店なども点在しているから休憩スポットに最適。
●忍野村忍草/Tel:0555-84-4222(忍野村観光協会)
C:三国峠パノラマ台
富士山と山中湖を一望する大パノラマの峠
山中湖から県道730号などで富士スピードウェイや国道246号方面へ抜ける途中にある三国峠。その峠の手前のパノラマ台からは山中湖と富士山を一望にする大展望を拝むことができる。県道自体の交通量は少ないものの、富士山写真のファンにはよく知られた場所で、小さなパーキングスペースは駐車車両でいっぱい……ということが多い。
●正式名称:県道730号/147号 山中湖小山線/冬季閉鎖なし/Tel:0555-62-3100(山中湖観光協会)