パフォーマンスの高さを見事に証明
ベントレーは、6月24日に米国コロラド州で開催されたパイクスピーク・インターナショナルヒル・クライムレースにベンテイガで出場。量産型SUVにおける新記録を樹立したことを発表した。
このレースに参戦したベンテイガは608ps/900Nmを発揮するW12エンジン搭載車で、アダプティブエアサスペンションや48Vのアンチロールコントロールシステム、カーボンセラミックディスクブレーキといった装備や、レース用のレーシングシートやロールケージ、消化器といったアイテムを付加するものの、中身は市販車と大きく変わらない。
19.99kmのヒルクライムコースを、このベンテイガは平均107km/hのスピードで走破して10分49秒9というタイムを記録。これはSUVマシンのこれまでの記録を2分近く上回るものだという。
ステアリングを握ったのは2012年と2015年に同レースで2度の栄冠に輝き、「キング・オブ・ザ・マウンテン」の異名を持つリース・ミレン選手(45)だ。彼はレース後、「信じられないほどのマシン。レース用に最小限の変更を加えているものの、11分を切るタイムを出せたことは、ベンテイガがいかに高水準なパフォーマンスの持ち主であるかを物語っています」とコメント。
ベントレーはこのレースによって、ベンテイガの実力の高さを見事に証明してみせたのである。