バーチャル・エクステリア・ミラーを採用
アウディは7月4日、現在開発を進めており2018年末に発売される「アウディe-tron」プロトタイプのインテリアをデンマークのコペンハーゲンで公開した。
e-tronは今年3月のジュネーブショーでプロトタイプが披露された次世代EV。5人乗りのキャビンを持つSUVであることがすでに発表されていた。
今回発表されたのはインテリアで、デジタル化がさらに進められていることがアピールされた。とりわけ目を引くのが、発売された暁には量産車では初となる「バーチャル・エクステリア・ミラー」。ボディサイドにはミラーに代えてカメラが備わり、そのカメラが捉えた後側方の様子は、インパネルに設置された7インチのモニターで確認することができる。ドライバーはセンターパネルのタッチスクリーン操作により、走行シーンに合わせて表示画面をズームインさせたりズームアウトさせることができるほか、3つのアングルから表示を選ぶことができるという。
一方で、サウンドシステムにも注力されている。デンマークの高級オーディオメーカーであるB&O(バング&オルフセン)のプレミアムサウンドシステムを採用。705Wのアンプに16のサラウンドスピーカーを組み合わせ臨場感溢れる3Dサウンドを実現している。
アウディの新世代モデルらしく洗練されたデザインでまとめられたインテリアはレザーやアルミニウムといった素材が用いられ、高水準の質感や先進性が表現されている。インパネの助手席側に備わるバックライト付きの「e-tron」バッジや、ハンドレスト付きシフトセレクターが備わる新デザインのセンターコンソールなどから新しさが見て取れる。
なお、ボディサイズは未発表ながら、ホイールベースの長さが2928mmあることから、かなり大柄なボディの持ち主であることが想像できる。後席のニースペースはフルサイズSUVでトップクラスの広さを持っているとアウディはアピールしている。