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アウディの「eトロン・プロトタイプ」が回生ブレーキの性能をアピール!

「ワンペダル」走行が可能

アウディは8月8日、近く正式発表を控えた電気自動車「アウディeトロン・クワトロ」のプロトタイプをテストする模様を公開した。

SUVスタイルで誕生するeトロン・クワトロは、最高で402ps/664Nmを発揮する電気駆動システムを搭載。フルサイズボディでありながら0-100km/h加速を6秒未満でこなす加速性能が与えられているほか、1回のバッテリー充電で、約400kmの航続距離を実現しているという。

今回プロトタイプのテスト走行の様子が公開されたのは、ロッキー山脈の南部、米国コロラド州のパイクスピークが舞台。パイクスピークといえばヒルクライムレースで有名だが、アウディの開発陣は、“上り”ではなく“下り”でテスト。そう、このモデルに搭載するブレーキエネルギー回生システムの性能を確認するためだ。

eトロン・クワトロに搭載されるブレーキ回生システムは、減速時に最大90%を電気モーターのみでエネルギー回収でき、事実上、通常の制動操作に置おけるほぼすべてでエネルギーがバッテリーにフィードバックされる。

ドライバーはステアリングのパドル操作で3段階の惰性走行回復度が選択でき、最下段ではドライバーがアクセルペダルから足を離したときに追加抗力なしで惰性走行する。一方、最上段では車速を著しく低下させる。このパドル操作を含めて、ほとんどの場面でアクセルペダルのコントロールだけで加減速できる「ワンペダル」の走行が可能とのことだ。

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