清水和夫のDST

インプレッサ vs CH-R、新プラットフォームを有した日本車対決【清水和夫のDST】#82-1

ウェットに強いC-HR、見た目で性能は決まらない

非常に優等生的な2台に巡り会った。ハードウェアでは欧州車に並んだ感じだが、両車に何か足りないものがあるとするなら、それはやはりパワートレインだろう。

インプレッサはターボもモーターもない素のエンジン。いくら水平対向といえど、乗った時の感動が少ない。C-HRはモーターもターボもあるハイテクだが、ドライバーズカーとしてのソフトをもっと攻める必要があるだろう。ガソリン車は1.2Lでは物足りなく欧州で採用した6速MTも欲しい。

結果はほぼ互角だが、インプレッサがウェットでC-HRに負けるとは意外だった。クルマは見た目では判断できないと再認識した。

 

RESULT

TNGAとSGPは切磋琢磨で高みを狙える良きライバル
●トヨタ C-HR S-T:15.0/20点
●スバル・インプレッサ 2.0 i-S アイサイト:15.5/20点

ル・ボラン 2017年8月号より転載

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