「Mスポーツ」はスポーティな走りがより明確に
BMWはこのほど、現在開発を進めている次期型3シリーズ・セダンのテスト走行の模様を公開した。
フルモデルチェンジを受けて7代目となる次期3シリーズ。公開されたテスト風景は、ドイツ・ニュルブルクリンク北コースでの模様が含まれたもの。ボディは偽装されているため、新型のスタイリングを把握することはできないが、ヘッドライトのデザインなどが新型モデルをうかがわせる。
次期3シリーズでは、サスペンションやステアリング、ブレーキなど、包括的な刷新が実施され乗り心地とダイナミックなパフォーマンスをさらに高い次元で両立。ミッドレンジプレミアムセグメントにおける究極のスポーツセダンとして一層の磨きがかけられていると、BMWでは説明している。
ボディの重心は現行型より10mm低められ、前後重量配分はBMW車としてはおなじみの50対50を実現。ボディやサスペンションの取り付け剛性はこれまで以上に高められているほか、ステアリングの精度も向上しており、敏捷性がさらに追求されている。「Mスポーツ」に搭載するサスペンションは標準モデルより20%レートが高められるほか、Mスポーツディファレンシャルが採用され、サーキットトラックでもファンな走りが楽しめる、よりスポーティな味付けに。新型では標準モデルとの違いがこれまで以上に明確になっているとのこと。
4気筒エンジンや8速ATのステップトロニックにも手が入り、より効率的なパワーデリバリーを実現する一方、燃費性能は従来型より約5%向上しているという。