完全自動運転のオートバイをテスト走行
BMWは9月12日、先ごろ発表された新型オートバイ「BMW R 1200 GS」に、将来の自動運転を見据えて開発を進めている技術を用いたテスト走行の模様を公開した。
テスト車両は、オートバイが独立して加減速を行ないテストトラックを周回。停止までを自動で運転することが可能。このテストではさらに、自動ブレーキをはじめとする安全運転支援システムが正常に作動するかといった点も確認された。
また、このテスト車両にはヘッドライトユニットやフレーム、リアのスイングアームなどを3Dプリンターで製作したものが用いられ、この分野の開発も同時に進行していることがアピールされた。
これらの開発はコネクテッド技術を含め、オートバイだけでなくBMWの4輪車にも応用され、BMWモトラッドとBMWオートモビルが緊密に連携して開発が進められているという。
今回のテスト走行でBMWグループは、デジタル化の急速な発展がオートバイの未来を大きく変えられることを実証。高水準の走りのパフォーマンスはもとより、乗員により安全で快適なモビリティの創造に注力している同社の取り組みが強調された。