3つ星(最高は5つ星)を獲得
ユーロNCAPはこのほど、新型「スズキ・ジムニー」のクラッシュテストを実施。総合評価で3つ星(最高は5つ星)という結果を発表した。
テスト車両は、登録車であるジムニーシエラの「スズキ セーフティサポート」搭載車。試験結果は「成人乗員保護性能」で73%、「子供乗員保護性能」で84%、「歩行者保護性能」で52%、「安全補助装置」で50%という評価だった。
ユーロNCAPの安全性試験で最高評価となる5つ星を獲得するには、「成人乗員保護性能」で80%以上、「子供乗員保護性能」で75%以上、「歩行者保護性能」で60%以上、「安全補助装置」で50%以上という4項目をすべてクリアしなければならない。新型ジムニーシエラでは成人乗員保護性能がこの基準に届かず、総合で3つ星という評価となった。
20年ぶりのフルモデルチェンジで、高い悪路走破性や使い勝手が追求され、さらに実用的で洗練されたデザインを手に入れた新型ジムニー。安全性の面でも、緊急自動ブレーキや車線逸脱警報機能などを含むスズキ セーフティサポートを採用するなど、先代に比べて確かな進化を遂げている。しかし、今回の結果を見る限りは、まだ課題を残しているといえそうだ。