その名は「メルセデスAMG ONE」
ダイムラーはこのほど、「プロジェクトONE」の名称で現在開発を進めているメルセデスAMGの新型ハイパーカーの正式名称を、「メルセデスAMG ONE」に決定したことを明らかにした。この新型モデルは、10月2日に開幕したパリ・モーターショーで披露された。
メルセデスAMGは、2017年のフランクフルト・ショーでこの新型ハイパーカーの開発計画を公表。「メルセデスAMGプロジェクトONE」の名称でプロトタイプを披露している。
さて、F1マシンの技術を活用した公道走行が可能なハイパーカーとして開発を進めているメルセデスAMG ONEには、1.6リッターターボエンジンにモーターを組み合わせるハイブリッドパワートレインを採用。システム総合で1000ps以上を引き出すそのパフォーマンスは、昨年のフランクフルト・ショーの時点で350km/hの最高速、6秒の0-200km/h加速を実現すると発表されている。
今回、正式名称とともに明かされたのが、2段階調整式の大型リアウイングが開発中であること。走行モードを「レース」にすれば、リアウイングを含むアクティブエアロダイナミクスシステムによって高水準のダウンフォースを実現させるためだという。
今後、メルセデスAMGショールームでは、このモデルの開発状況を含む各種情報が確認できるようになるほか、顧客向けに素材やカラーサンプルをはじめとする各仕様が選べるモバイルショールームが開設されるという。