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米中のアーティスト作品が欧州初公開
10月10日から2019年2月まで、ドイツ・ミュンヘンのBMWミュージアムでは特別展「BMW Art Cars」が開催中だ。
アートカーにおける“ビッグ4”と呼ばれるアレクサンダー・カルダー、フランク・ステラ、ロイ・リヒテンシュタイン、そしてアンディ・ウォーホルの作が展示。さらに、中国のツァオ・フェイや、アメリカのジョン・バルデッサリの作品が、ヨーロッパでは初公開された。
ツァオ・フェイとジョン・バルデッサリは、いずれもBMW M6 GT3のアートカーを出品。中国のマルチメディアアーティストであるツァオ・フェイの手がけた「BMW Art Car #18」は、ビデオアートと3Dアニメーションをリンクさせ、中国という国の変化のスピードや伝統と未来が、カーボンブラックのペイントによって表現されている。
「BMW Art Car #19」を手がけたアメリカのジョン・バルデッサリは、アメリカのコンンセプチュアルアートの伝統に則り、赤や黄色、青、緑といった明るいカラーによって微妙なミニマリズムが表現された。