スロバキアに新工場を開設
10月25日、ジャガー・ランドローバーは中央ヨーロッパに位置するスロバキアに新工場を開設したと発表した。
この新工場開設は、同社の持続可能なグローバル成長のための計画の一環で、スロバキアの都市ニトラに14億ユーロ（約1790億円）を投資したもの。英国の自動車メーカーがこの国に工場を開設するのは初めてだという。
敷地は30万㎡が確保され、年産能力15万台の生産施設が備わる。このプラントには、従来の搬送システムより30%速い搬送速度を持つキャリアシステムを導入するほか、塗装部門では、最高品質の確保と環境負荷を最小限にとどめる高度に自動化されたシステムを導入するなど、最先端技術が積極的に採用されているのが特徴だ。
このたびのスロバキア新工場の開設にあたり、1500名の従業員（98%がスロバキア人、30%が女性）を新たに雇用。この新しい従業員は12週間にわたるトレーニングを受講している。
今後、このスロバキア工場は、英国、中国、ブラジル、インド、オーストリアにある既存の製造施設とともに、英国本社の研究開発およびエンジニアリング機能を補完し、サポートしていく。
