MAモータースポーツとのコラボでカスタムの提案
10月29日、日産USAは10月30日〜11月2日に米国ラスベガスで開催されるカスタムカーの祭典「SEMAショー2018」において、「ニッサン370Zプロジェクト・クラブスポーツ23」を披露すると発表した。
このモデルは、ニスモがアメリカのMAモータースポーツとのコラボレーションによって製作。370Z(日本名フェアレディZ)をベースに、サーキットトラックでの理想的なパフォーマンスを目指し、両者の誇るハイパフォーマンスパーツを採用。370Zのオーナーに向けて、ニスモやその他のアフターマーケットパーツによってオーナー独自の個性的なモデルに仕上げるカスタムを、もっと楽しんでもらおうという狙いを背景に、パーツ開発に向けたプラットフォームとして作られたのである。
エンジンは370Zに標準搭載される350psの3.7リッター「VQ37VHR」から、400psを発揮する3リッターV6ツインターボの「VT30DDTT」に換装。トランスッミッションは370Zニスモ用の6速MTを組み合わせるが、クラッチディスクやカバー、フライホイールはMAモータースポーツが開発。さらにMAモータースポーツのディファレンシャル・クーラーを組み合わせる「ニスモGT LSD プロ-カーボン2ウェイ・ディファレンシャル」が搭載された。
そのほかMAモータースポーツは、フロントエアダムやリアバンパー、カスタムエキゾーストシステム、パワーステアリングクーラーといったアイテムの開発を担当した。一方、足まわりではKW製ショックアブソーバーやアイバッハ製スプリング(リア)を採用。18インチの鍛造アルミホイールはレイズ製で、285/35R18サイズのハンコック製ハイパフォーマンスタイヤを組み合わせるなど、多彩なカスタムメニューが盛り込まれている。