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高速道路会社が全SAに24時間使用可能なベビーコーナーを設ける

紙オムツの少量販売も

少子化が進む日本だが、その流れに少しでも歯止めをかけるべく、子育て支援は国をあげての政策となりつつある。観光地の施設や公的施設でも授乳室やベビーコーナーなどの充実が図られているが、高速道路のサービスエリア(SA)でも子育て支援の強化が始まっている。

 

9月末には高速道路4社(東日本、中日本、西日本、本州四国連絡)が子育て応援の取り組みを発表。SAにおいて24時間利用可能なベビーコーナー(授乳室含む)の設置、妊産婦が優先利用できる屋根付き駐車スペースの設置、紙オムツの少量販売を充実させるとしている。

 

現時点ではSA220カ所での設置率は24時間ベビーコーナーは73%、屋根付き駐車スペースは95%、紙オムツ少量販売は66%となっているが、2018年度中にはベビーコーナーを76%、あとは100%まで高める考えだ。3年以内にはすべて100%に持っていく構えで、そうなると乳幼児連れでの移動はずいぶん楽になるはずだ。

ベビーコーナーを利用したことのある人は少なくないだろうが、身障者用スペースと共用ながら妊産婦用駐車スペースがあることを知っている人はそう多くないだろう。さらにベビーカーの貸し出しや、子連れ家族専用の食事スペースがあるSAもあり、こうした情報は各高速道路会社のホームページでも確認することができる。悪天候のときなどは助かるだけに、子連れで高速道路を利用するときは事前にチェックしておくなど有効に使いたいものだ。

LE VOLANT 2018年12月号 Gakken Plus
田畑修

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