1968年式チャージャーへのオマージュとなるルックスで登場
FCA(フィアット・クライスラー・オートモビルズ)に属するダッジは、10月30日〜11月2日に米国ラスベガスで開催されたカスタムカーの祭典「SEMAショー2018」において、「1968ダッジ・スーパーチャージャー・コンセプト」を披露した。
このモデルはFCAのカスタム部門「モパー」が手がけたもので、モパーが新たに開発したV8スーパーチャージャーエンジンキット「ヘレファント426スーパーチャージド・モパー・クレート・ヘミ」を搭載。最高出力は1000ps、最大トルクは1288Nmを発揮するモンスターだ。ちなみに426は、排気量の426キュービックインチ(約6980cc)に由来している。
このエンジンに組み合わせるトランスミッションは、現行のダッジ・チャレンジャーSRTヘルキャット用の6速MT。ボディのスタリングは現行のダッジ・チャージャーをベースに、伝説のモデルとされている1968年式ダッジ・チャージャーへのオマージュを感じさせるデザインでまとめられている。
このコンセプトモデルは、ホイールベースや前後トレッドが拡大された一方、全高は少し低くなり、独特のディメンションを持つ。「デ・グリージョ」と呼ぶグレーメタリックのボディは、ボンネットの巨大なエアスクープが目を引く。ブレーキはブレンボ製で6ピストンキャリパーを装備。ホイールサイズはフロントが20インチ、リヤが21インチだ。
ブラックカラーで統一されたインテリアでは、アルカンターラを張るダッジ・バイパー用フロントシートが特徴的。フロントシートにはサベルト製の4点式レーシング・シートベルトが装備される。
今回発表された「ヘレファント426スーパーチャージド・モパー・クレート・ヘミ」エンジンは、2019年の第1四半期からキット販売されるとのこと。エンジンアッセンブリーも同時に販売され、1976年以前のモデルにも搭載することが可能だという。