新型「X5」に通じるディテールを採用
新型「X5」やブランニューの「X7」投入など、SUV市場に向けた積極的な姿勢が目立つBMW。そんな彼らの「SAV(スポーツ・アクティビティ・ビークル)シリーズ」の末弟として日本でも幅広い支持を集める「X1」にもアップデート時期が迫っているようだ。
早速、今回キャッチされたテスト車を見るとエクステリアは最新BMWのデザイントレンドに従いキドニーグリルがワイド化。ヘッドライトもさまざまな呼び名が飛び交う(イカリング、エンジェルリング、コロナリングなど)ドライビングランプが「C」型LEDになったこと、そしてテールランプも新しいグラフィックになっていることがわかる。
また、ヘッドライト真下のフロントバンパーにあった丸形のフォグランプがテスト車では確認できないことから、新型X5に見られる横バー形状のLEDに変更される可能性もある。ちなみにテスト車は大型のコーナーエアインテークや大径ホイール、ツインエキゾーストパイプなどから「Mスポーツ」仕様のようだ。
一方、インテリアはセンターコンソール上部にあるインフォテインメント・ディスプレイの大型化が目立つ。メーターの画像化やスイッチ的操作感のシフトセレクターの採用など、現行型でも随時アップデートが施されてきたが、インターフェイスは最新モデルに匹敵する水準にまでハイテク化が進むようだ。
パワーユニットについては、最高出力136psを発揮する1.5リッター直列3気筒ガソリンエンジンと88psを発揮する電気モーターを組み合わせたプラグインハイブリッド仕様の追加がウワサされている。このフロントをエンジン、リアをモーターで駆動する変則的4WDシステムはすでに2シリーズアクティブツアラーで採用済みだが、それがSUVのX1に搭載されれば訴求力のある選択肢となることは間違いない。また、近年BMWが力を入れる「Mパフォーマンス」仕様の設定も確実視されている。その最高出力は300ps以上と見られ、グレード名は「M35i」となる模様だ。最後に気になるワールドプレミアの時期だが、2019年前半に開催されるモーターショーが有力とのこと。となれば、最短ではデトロイトあたりか?