秋吉台スカイライン(No.083)
カルスト台地の草の海を駆け抜ける。
日本最大のカルスト台地を抜ける爽快な高原道路で、正式名称は県道32号萩秋芳線。カルストロード、秋吉台道路などとも呼ばれる。遙か昔の珊瑚礁が石灰岩の台地となり、中世には森林であったこの地を農業のために切り開いたのが現在の姿の始まりだという。道は風そよぐ草原のなかをフワリと落とした絹糸のようにしなやかな曲線を描き、展望台に行かずとも広々とした風景が楽しめる。かつては海の底だった緑の海を、窓を全開にして走りたい。
ご当地情報
◎正式名称/県道32号萩秋芳線
◎区間距離/13.5km(美祢市秋吉町-美東町)
◎冬季閉鎖/なし
◎撮影時期/5月上旬
アクセスガイド
下関からは中国道・美祢IC、国道435号経由で約52km。中国道・美祢東JCTからは小郡萩道路が建設中で、現在は秋吉台ICまでが開通。秋吉台ICからは国道435号経由で約6km。萩からは国道490号経由で約23km。
観光情報
秋吉台観光交流センター Tel:0837-62-0305
文:佐々木 節/写真:平島 格