車両ダイナミクス性能を研究・開発する重要拠点
アストンマーティンのビークルダイナミクス部門はこのほど、英国シルバーストーン・サーキットに、新たな施設「アストンマーティン・シルバーストーン」を開設したことを発表。12月から本格的に稼働する。
この施設は、次世代のアストンマーティン車の車両テストおよび開発プログラムに役立てられ、世界有数の国際サーキットのひとつであるシルバーストーン・サーキットを舞台に、同社のチーフエンジニアであるマット・ベッカー率いる車両エンジニアリング部門の精鋭たちが、ハンドリング性能をはじめとするシャシーダイナミクスの研究・開発を行なう。
具体的には、今後デビューが予定されているフルEVモデルの「ラピードE」や、いまのところ「DBX」と呼ばれている同社初のSUV、将来に向けた中型エンジンを搭載するスポーツモデル、そして次世代「ラゴンダ」などのダイナミクス性能を開発していく。同社の才能豊かなエンジニアやテストドライバーによって、このサーキットで次世代アストンの走りのパフォーマンスを高めていく構えだ。
なおこの施設では、パフォーマンスや耐久性のテストが重ねられる一方で、パワートレインシステム開発における中核を担う場所としても位置付けられる。