新設定の「xオフロードパッケージ」の実力を砂漠で証明
BMWイタリアはこのほど、新型「BMW X5」を11月24日にイタリア市場で発売するにあたり、モロッコのサハラ砂漠で新型のオフロード走破性の高さを証明してみせた。
2週間をかけたこのプロジェクトは実に大掛かりなものだった。関わったスタッフはエンジニアやドライバーに加えて測量士や土木技術者など、総勢50名以上にのぼる。F1世界選手権のイタリアグランプリが開催される有名なモンツァ・サーキットを、このサハラ砂漠上に再現し、そこを走破させるというものだったのだ。
彼らはブルドーザーとトラックをそれぞれ4台稼働させ、9日間をかけて24平方メートルの砂を整備。モンツァ・サーキットの特徴である4本のロングストレートや3つのシケインも正しく再現され、一周5.793kmにおよぶモンツァ・サーキットが砂漠に誕生した。
この「モンツァ・サハラ」と名付けられた特設オフロードコースを、BMWのエンデューロバイクである「R1250 GS」の先導で新型X5はコースイン。
新型X5に新しく設定された「xオフロードパッケージ」には、「xサンド(砂地)」、「xロックス(岩場)」、「xグラベル(砂利)」、「xスノー(雪上)」の4つのオフロード走行モードが設定され、路面状況に合わせてエンジンやトランスミッション、xDrive、そしてDSCシステムを最適に制御。新型X5に標準装備されるダイナミックダンパーコントロールで80mm地上高をアップさせれば、悪路でも確かなロードクリアランスが確保できる。
果たして、新型X5はこの「モンツァ・サハラ」で確かなパフォーマンスを披露し、悪路走破性の高さを証明したわけである。その頼もしい姿は、ぜひ動画でご確認を。