観音開きの「コーチ・ドア」を採用
フォード・グループのラグジャリーブランド「リンカーン」は12月17日、フラッグシップサルーンのコンチネンタルに生誕80周年を記念した「コンチネンタル80thアニバーサリー・コーチ・ドア・エディション」を設定。80台限定で発売すると発表した。米国では同日より注文が可能で、納車は2019年夏ごろになる予定だ。
初代コンチネンタルは、1939年にフォードの創設者ヘンリー・フォードの息子であるエドセル・フォードが立ち上げた「エドセル・フォード」のチーフスタジオで手作りされたカスタムラグジャリービークルとして誕生。1961年モデルでは、観音開きのセンターオープニングドアとクロームアクセントのアッパーショルダーラインを採用した。
このたび発表された80thアニバーサリー・コーチ・ドア・エディションは、この1961年式以降のコーチ・ドアを採用したモデルへのオマージュとして製作されたもの。後席用のドアはほぼ90度の開くことができ、高い乗降性に寄与している。
2名掛けの後席は、ホイールベースを標準モデルより6インチ(約152mm)拡大したことによって居住性が向上。センターコンソールでシートの左右が区切られており、後席センターコンソールでは空調スイッチをはじめとする各種快適装備の操作が可能。ゆとりある居住空間とともに、後席乗員のために贅が尽くされている。
限定モデルに搭載されるパワーユニットは、400ps/542Nmを発揮する3リッターV型6気筒ツインターボ。ドライバーはノーマル、スポーツ、コンフォートと3つのドライビングモードから好みのモードが選択できる。
なお、この限定車のカスタマーは、リンカーンのパーソナルプログラム「ブラックレーベル」により、ボディカラーや内装色、内装のマテリアルを自分好みにカスタマイズさせることができるとのこと。