ニューモデル

「ジープ・コンパス」の装備内容が充実

安全性と快適性がアップ

FCAジャパンは、安全性と快適性を軸に商品改良を施した「ジープ・コンパス」の販売を1月17日に開始した。消費税込みの車両本体価格は、6速AT+2WDの「スポーツ」が323万円で同「ロンジチュード」は369万円。そして9速AT+4WDの「リミテッド」は419万円。搭載エンジンは、いずれも2.4Lの4気筒ガソリン仕様だ。

2017年12月に国内販売が開始されたコンパスのおもな特徴は、ジープのフラッグシップである「グランドチェロキー」のデザインDNAを継承したプレミアム感あるスタイリングやジープ伝統の高い走破性、そして高い機能性にある。今回の改良は、機能・装備を強化し各モデルの特性をより鮮明に打ち出すことで、コンパクトSUV市場での競争力向上を図ったものだ。

具体的には、4WDならではの走破性と充実した安全装備を特徴とする最上級グレードのリミテッドにSTART&STOPシステムを新採用。リッターあたりの燃費が23%改善された。また、従来はラグジュアリーパッケージのセットオプションとして提供されていたパワーリフトゲートを標準化。その一方、価格は従来からの据え置きとなっている点も魅力のひとつといえそうだ。

ブラックペイントルーフの採用によりスタイリッシュなエクステリアを実現したロンジチュードには、新たにクラッシュミティゲーション(衝突軽減ブレーキ)付きの前面衝突警報やレーンセンス車線逸脱警報プラス、パークセンス縦列/並列パークアシスト、パークビュー・リアバックアップカメラ、アダプティブクルーズコントロールなど、リミテッドと同等の運転支援システムを採用。さらに雨量感知機能ワイパー、オートハイビームヘッドライト、自動防眩式ルームミラーなどが追加され安全・快適性が大幅に向上している。このような装備の大幅な充実化を図る一方、車両価格は従来の18万円高に抑えられた。

加えて今回から全車でカーエアコンの冷媒使用量を減少させるなど、環境への配慮にも余念がない。

なお、ボディカラーはエグゾティカ・レッド、ハイドロブルー(受注発注)、ミニマル・グレーメタリック、ヴォーカル・ホワイト、ブリリアントブラッククリスタルの全5色が設定されている。

H.Tanaka

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