フォーミュラE & DTMマシンが登場
アウディはこのほど、オーストリアのツェル・アム・ゼーで開催された、レーシングマシンの氷雪上イベント「GPアイスレース2019」で、フォーミュラEとDTMマシンを走らせた。
このイベントにアウディが持ち込んだのは、フォーミュラEに参戦する「アウディe-tron FE04」やDTM(ドイツ・ツーリングカー選手権)を闘う「アウディRS5 DTM」だ。スタッドタイヤを装着し、特設された氷雪上コースでパフォーマンスを披露。さらにかつての「アウディスポーツクワトロ」も登場し、合わせて3台によるデモンストレーションランは観客を大いに沸かせた。
アウディe-tron FE04のステアリングを握ったダニエル・アプト選手は次のようにコメントしている。
「素晴らしい雰囲気、素晴らしい観客の人々と迎えた素晴らしい週末でした。フォーミュラEのマシンを氷上でドライブするのはこれが初めてでしたが、それはとても楽しいものでした。ドライブしている間にファンの皆さんを見られたのも。来年もイベントに参加する機会があることを願っています」
さらに、アウディe-tron FE04でスキーヤーを引っ張って走行するプログラムも用意。フリースタイルスキーヤーのベネディクト・マイヤー選手は、フォーミュラEマシンに引っ張られて雪上を滑った最初のスキーヤーとなったが、「すごく良かった。フォーミュラEレースを観戦するのを楽しみにしています」と語っている。
普段はドライのアスファルト上しか走ることのないレーシングマシンが、氷雪上でパフォーマンスを見せるというなんともユニークなこのイベント。ぜひ日本でも開催してもらいたいものである。