V8ツインターボは625psを発揮
1月25日、ビー・エム・ダブリューは、BMW M5をベースに、サーキットトラックにおけるパフォーマンスをさらに磨いた「BMW M5コンペティション」を発売した。消費税込みの車両本体価格は、18,230,000円である。
M5コンペティションには、最高出力が標準モデルより25ps上乗せされた625ps/750Nmを発揮する4.4リッターV型8気筒ツインターボエンジンを搭載。0-100km/h加速タイムは3.3秒を実現する。
足回りも搭載されるコイルスプリングが標準モデル用より約10%硬められ、これに伴い車高は7mmローダウンされた。官能的なサウンドを発するMスポーツ・エキゾースト・システムの搭載と合わせて、よりスポーティでダイナミックなドライビングが楽しめる。
M5コンペティションのスポーツ走行をサポートするのが、ドライブロジック付き新型8速Mステップトロニック・トランスミッションだ。ドライバーは、ドライブロジック選択スイッチによって、シフト特性を3段階から選択し、状況に応じた最適なギア比設定とレスポンスが得られ、思い通りの走りを体験することが可能となる。
「モード1」は効率的な走りをサポートし、「モード2」ではシフト時間を短縮し、俊敏な走りを実現する。さらに、「モード3」はシフト時間を最大限短縮するため、マニュアルシフトに慣れたドライバーであれば、複数のギヤを飛び越えたシフトダウンも可能で、急カーブの手前などで一気に1速ギヤまで落とすなど、サーキットでのスポーティでアグレッシブな走りに適した設定となっている。また、「モード3」では、エンジンがリミットに達したときの強制シフトアップも行なわないため、最大限自由に車両を操作することが可能になる。
内外装のデザインでは、キドニーグリルやリヤスポイラー、ミラーキャップ、サイド・ギル、Mスポーツ・エキゾースト・システムがブラック仕様となり、よりアグレッシブな個性を強調。BMW M5としては初となるCFRP(カーボン・ファイバー強化プラスチック)製のルーフのほか、アルミ製エンジンフードが採用されている点もニュースだ。