他のアバルトにはない特別な仕立て
エンジンは最高出力180psを発生する1.4L直4ターボを搭載。スポーツスイッチをオンにしておけば、アクセル操作に対して250Nmものトルクが一気に立ち上がる。3000rpm以上を保っておけば、応答の遅れをまったく感じさせない。
そして、アクセルを踏み続けるといかにも抜けが良さそうな2本出しのエキゾーストが快音を響かせ、6000rpmまでパワフルに加速する。あらゆる場面で標準型のアバルト595より速くて面白い。ライバル勢と比べるとベース車の古さを感じる部分はあるものの、絶対的な速さよりも操る愉しさを重視するなら、まだまだ魅力は衰えていない。ラグジャリーでスポーティな695Cリヴァーレは、きわめて魅力的な一台といえる。販売台数は150台のみなので、ピンと来た方はお急ぎを!