オトナを対象とした機能優先のさり気ないデザインが「ケイプロダクツ」の魅力
今までK’PRODUCTS(以下・Kプロ)が手掛けてきたデモカーは、ボディサイド全面に店舗名の大型デカールを貼り付けた、いわゆる「お目立ち仕様」が特徴。それに憧れて多くのユーザーも真似してきたのだが、JB64のデモカーはご覧のようにデカールは控え目。ぱっと見変わったのは、リフトアップによって腰高になったスタイルとオーバーフェンダーくらい……と感じるだろう。しかし、よく見るとフロント&リアバンパー、フロントグリルが交換されていることに気が付く。
正面からだと分かりづらいが、後ろから見るとエアダクトでオリジナルだと気が付く。FRP製の軽量タイプ。
フロントグリルはエンジンルーム内の冷却性を高めるべくオープンタイプを採用。チューニング要素も高い。
マフラーも人気のオリジナルモデル「エクセル」と同じ作りだし、ボンネットもエアダクトが備わっているなど、かなり手が加えられているのだ。もちろんこれはKプロの狙いである。今社長曰く「JB23のカスタムも近年は、あえて前後バンパーをノーマルのままと言う人が増えました。その理由はさまざまですが、『あまり変えた感を強調したくない』とか『分かる人にだけ、おっ! と気づかせたい』というカスタムの人気が高いのです。だから、まずはその路線を追求してみました」。
フロントバンパーのラインはほぼ純正をトレース。下部の目隠しプレートはアルミ製を採用している。
リアバンパーも純正のデザインを踏襲しつつ下部を切り詰めている。オリジナルマフラー・エクセルに対応。
前後バンパーはほとんど純正形状だが、上下を切り詰めたことでアプローチアングルとデパーチャアングルを向上。また、フロントバンパーはセンター部分に横スリットを入れることでスポーティ感と高級感を演出している。フロントグリルはオープンタイプで、イメチェンとエンジンのスープアップに対応可能としているのがポイントだ。
スープアップ系は開発途中だが、エアクリーナーやチャンバー、ターボパイプ交換でファインチューン。
早くもフロントパイプを開発。最終テストも完了したので、このまま生産に入るとのこと。
ノーマル然としているが走りは大幅に向上しており、高級感も高まっている。さり気なさのさじ加減が絶妙だから、これはかなりウケそう!