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新型ジムニーのオフロード走行をトコトン楽しむ ジムニープロショップ50年以上のカスタム!【ジムニー天国 2019】

サスはスージーらしいセッティング
乗り心地を重視したマイルド指向だ

サスペンションはさまざまなショップやメーカーからリリースされているが、乗り比べると指向性の違いが明確に分かる。スージースポーツも古くからオリジナルサスペンションをリリースしており、多くのユーザーから支持を得ている。バネレートを含めて比較的マイルドなセッティングで、街中での乗り心地や快適性を最重視しながら、オフロード性能を向上させることを追求している。JB64用に関してもそのスタンスは変わっていない。

サスペンションは専用セッティングの40mmアップ仕様。キャスタードリーム付き。

ショックアブソーバーは減衰力を14段階で調整可能。ステージに応じて切り替えよう。

195R16の大径マッドタイヤを装着しているが、オンロードでスピードを上げても不安定な挙動は見せない。タイヤのハイトもひと役買っていると思うが、とてもマイルドな乗り心地なのだ。ソフトなのだがシッカリとしたコシがあるので、コーナリング時のロールもスムーズ。これは純正よりも大容量のショックアブソーバーの恩恵と言えよう。

オリジナルコイルスプリングは40㎜アップで開発。街中での乗り心地や快適性を最重視したセッティングで試作段階だったが、かなり好印象!

純正のショックはスピードを出すとリバウンド側の減衰力に物足りなさを感じるが、その不満は解消されている。ダート走行だと安全装置が介入して思い切り振り回せなかったが、減衰力調整式なので、ステージに応じた走りを楽しめるだろう。

まだ純正コンピューター書き換えは不可能だから、ミニコンを用いてファインチューン。

点火系は定番とも言える 「プラズマダイレクト」でチューニング。もちろんJB64専用モデルだ。

ちょっとしたロックセクションでもスムーズかつ安定したストロークで不安なく走り抜けた。それでもまだ試作段階とのことなので、完成が楽しみである。他に好印象だったのが、電子スロットルの鈍さを改善するレスポンスブースターセット。スイッチON/OFF可能なのだが、ノーマルとは明らかにレスポンスが異なり、パワフルな走りを実現する。コンプリートカーのオプションアイテムだが、ぜひとも装着したいアイテムだ。

テストドライバー:内田 靖  ジムニー天国2019より転載
CARSMEET web編集部

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