ベースモデルは2020年に4代目に
レクサスのDセグメントセダン、「IS」の次期モデルに関する情報を入手した。初代ISは、「トヨタ・アルテッツァ」のレクサス版として1999年に欧州デビュー。アルテッツァとは異なり6気筒エンジンのみのラインアップだったこのモデルは後に北米でも販売、レクサスのエントリーモデルとして好評を博した。日本に初導入されたのは2005年からで、ISとしては2代目となったが、2008年にはメタルトップの2ドアオープン仕様も設定されている。そして、現行型となる3代目は2013年に登場。ISとしては初のハイブリッド仕様もラインアップされている。
第4世代となる新型ISは新世代プラットフォーム、「TNGA」のFR用を採用。ボディサイズは若干ながら拡大される模様だ。予想されるパワートレインは、最高出力185psを発揮する2.5L直列4気筒「Dynamic Force Engine」+電気モーターのハイブリッドをはじめ、最高出力322psとウワサされる新開発2の.4L直列4気筒ターボエンジンなどが揃えられる模様だ。
だが、最大のニュースは2代目のみで途絶えていた「IS F」の復活だ。今回は、得られた情報を基に予想CGを制作してみたのだが、フロントはグリルに段差を持たせた新デザインのスピンドルグリルを採用。ヘッドライトは大胆でシャープな三角デザインとしL型LEDも大型化した。リヤエンドはDピラーを若干傾斜させクーペテイストを演出。ボディサイドもフロントからリヤまで流れるキャラクターラインをメインに、最新のレクサスらしく複雑かつ立体的な造形としている。
その新生IS Fのパワートレインは、現行「LS」に搭載される3.5L V型6気筒ツインターボエンジンにスイッチ。最高出力は422psと予想されていて、組み合わせるトランスミッションは10速ATとなるようだ。
気になるワールドプレミアだが、ノーマルのISは2020年後半から2021年にかけてという説が有力。となれば、IS Fは2022年にも登場することが期待できそうだ。