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「第35回・日産・童話と絵本のグランプリ」入賞作品が決定

童話と絵本各部門から38編が選出

日産自動車は3月8日、大阪国際児童文学振興財団が主催し、日産が社会貢献活動の一環として協賛している「第35回・日産・童話と絵本のグランプリ」の童話と絵本各部門の入賞作品38編を発表した。

2018年7月から10月までアマチュア作家を対象に創作童話と絵本を募集した今回は童話2,359編、絵本429編、合計2,788編の応募作品の中で、童話の部大賞は群馬県前橋市在住の水凪紅美子さんの「くじらすくい」が、絵本の部大賞は静岡県函南町在住の松丘コウさんの作品「こがらしの日は」が受賞した。

表彰式は3月9日に大阪府東大阪市の大阪府立中央図書館において行なわれ、大賞・優秀賞の入賞者には賞金と記念品を、佳作入賞者には記念品を贈呈された。日産は、今回大賞および優秀賞を受賞した作品計8編と入賞者を紹介した冊子を制作、日産ギャラリーなどで無償配布する。さらに、大賞受賞作品は2019年12月にBL出版より出版されることとなる。

日産は、出版した作品を全国の約3,500の公立図書館や同社の事業所周辺の幼稚園・保育園約800園に寄贈するとともに、海外事業拠点周辺の日本人学校・日本語補習校にも贈呈。これまでに国内外で寄贈した本は24万冊を超えている。

大賞受賞作だが、童話の部の「くじらすくい」は、夏祭りで「金魚すくい」ならぬ「くじらすくい」を見つけた主人公がくじらを家に持ち帰る話し。タイトルやアイデアの斬新さに加え、視覚に訴える丁寧な場面描写が高く評価された。一方、絵本の部の「こがらしの日は」は、主人公の女の子が木枯らしの吹く寒い日に、凍えそうな子猫を見つけ温めてあげるところからスタートするストーリー。ソフトな色彩と大胆な構図が独特の世界観を作り出し、思いがけないストーリー展開と相まって、ページを送る楽しさにあふれる作品となっている。

そのほか、童話の部では優秀賞3編と佳作20編が、絵本の部では優秀賞3編と佳作10編が選ばれている。なお、入賞作品および作家は以下のサイトで確認できる。

日産 童話と絵本のグランプリ ウェブサイト:
https://www.nissan-global.com/JP/CITIZENSHIP/FAIRYTALE/

H.Tanaka

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