量産型は9月のフランクフルト・ショーで発表予定
3月5日〜17日まで開催されているジュネーブ・モーターショー2019でダイムラーは、メルセデス・ベンツのピュアEVのコンセプトモデルである「メルセデス・ベンツ・コンセプトEQV」を初披露した。
このモデルはすでに発表済みのSUV「メルセデス・ベンツEQC」に続くピュアEV第2弾。量産型は今年の9月に開催されるフランクフルト・モーターショー2019で発表される見通しだ。
コンセプトEQVは、写真から察しがつくとおり、平たくいえばメルセデス・ベンツVクラスをベースにピュアEV化したもの。同社では世界初の完全電気駆動によるプレミアムMPVと主張している。
150kWのモーターと100kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、最大400kmの航続距離を実現。最高速度は160km/hをマークする一方、急速充電器を使用すれば、わずか15分で100km走行分の充電が可能だという。
外観ではヘッドライトだけでなくフロントグリルの上部にもLEDライトバンドを装着するほか、ブルーのアクセントが入る19インチの軽合金ホイールが採用され、同社の「EQ」シリーズモデルであることを強調。
インテリアはミッドナイトブルーとブラックの2トーン。エアコンルーバーのデザインなど、新世代メルセデス・ベンツ車のデザイン言語が反映されている。ナッパレザーをはじめ、各部は高級素材が用いられ、プレミアムMPV(マルチ・パーパス・ビークス)をアピール。もちろん、革新的な接続機能を備えた自己学習型音声制御システム「MBUX(メルセデス・ベンツ・ユーザー・エクスペリエンス)」をはじめとする最新技術が導入された。