街道ひとくちメモ
古代から信仰の対象となってきた大山周辺に拓かれた参詣道の総称。現在の国道482号(伯耆街道)、国道313号(犬挟峠越え)、県道45号や県道24号などがそれに当たる。信仰の道であるとともに、日本海で獲れる塩や海産物を中国山中へと運ぶ『塩の道』としても機能してきた。
トラベルガイド
01【泊まる】
名湯・湯原温泉の老舗宿
元禄旅籠 油屋(げんろくはたご あぶらや)
湯原温泉郷のシンボル、砂湯のすぐそばにある温泉宿。油屋の屋号は、この旅館が旅人を迎える温泉街の燈火の油を絶やさず提供し続けてきたことに由来する。
源泉かけ流しの湯はアルカリ性独特のとろりとした肌触りが特徴。山中の温泉地ながら日本海も近いので、海の幸と山の幸をたっぷり味わえる。
●1泊2食付15,900円〜(2名利用時/平日)/日帰り入浴1,000円(食湯館)/真庭市湯原温泉27/0867−62−2006
02【食べる】
こだわりの蒜山そば
味覚工房そばの館(みかくこうぼうそばのやかた)
冷涼な蒜山高原は昔からソバの栽培が盛んなエリア。この地でソバを自ら栽培し、挽きたて、打ちたて、茹でたての美味しいそばを味わわせてくれるのが味覚工房そばの館。揚げたての天ぷらとのコンビネーションが絶妙な天ざる(並盛り982円)が人気。名物・蒜山おこわ(400円)も用意している。
●10:30〜16:00/不定休(7〜8月と祝日は除く)/真庭市蒜山上徳山1375-1/0867-66-7101
03【走る】
緑のなかを走る爽快な道
蒜山大山スカイライン(ひるぜんだいせんすかいらいん)
蒜山高原から大山に向かって伸びる爽快なワインディング。もともと有料道路として作られた道(1993年から無料開放、現在は県道114号)で、牧草地帯やブナの原生林を適度なアップダウンとコーナーを繰り返しながら上っていく。見返峠の南にある鬼女台(きめんだい)展望休憩所からは周辺の山なみを一望。
●正式名称:県道114号大山上福田線/総延長10.3km/一部冬季閉鎖あり/0867-42-1033(真庭市商工観光課)