純正エクステリアにこだわりつつ機能美をプラス
JA11/12、JB23/43など、ジムニーのモディファイを専門に手がけるACRは、快適街乗り仕様から本格クロカン仕様まで、幅広いユーザーニーズに応えたマシン造りを行っている。同店の真骨頂と言えるのが、ここで紹介するJA11「玄人仕様」だ。
エクステリアでは奇をてらわず、ノーマルの持つ美しさを優先しつつ、実用性を持つパーツでの機能美を加えるという方向性を選択した。ACRは極限のクロカン走行性能を追求しながらも「ボルトオンカスタム」という手法を得意としており、これにより安心して普段使いもできる1台を実現したという。
モディファイのコアとなるサスペンションは、ZEALの3インチアップリーフスプリングに、ACRオリジナルセッティングのTRD(フロント)&KYB(リア)のダンパーをセット。これに、ジオメトリーの精度をより向上させるオリジナルブッシュやシャックルを組み合わせて、理想とする脚の動きを実現。不整地を柔軟にトレースしつつ、舗装路では踏ん張りの利いた乗り味を確保した。
ロードホイールはハヤシストリートに、定番の6・50サイズのジオランダーM/T+のセットアップ。不整地のトラクションと見た目の迫力を両立させている。また、ACRオジリナルセッティングのLSDもインストール。マフラー切り上げ加工、バンパーカットと併せて、走破性向上に寄与している。
外観上のハイライトは、やはりアウターロールケージ。装着には小加工を要するが、転倒時にボディを保護する心強いパーツだ。