グリーンのボディにブロンズホイールの組み合わせ
トヨタUSAは4月30日、北米仕様の「トヨタ86」に「箱根エディション」を設定したと発表した。
このモデルは、日本の象徴的なドライビングコースのひとつ「箱根ターンパイク」を国際的なスポーツカードライビングのいわば聖地として、それに敬意を表して製作された1台。ベースグレードはGTで、トランスミッションは6速MTと6速ATの両方が設定されている。
外観は「箱根グリーン」と呼ぶ特別カラーにペイントされ、ブラックのスポイラーや、ブロンズの17インチ・ツイストスポークホイールを採用している。
ブラックのアルカンターラにタンレザーを組み合わせたシートが目を引くインテリアは、ステアリングホイールやシフトノブ、パーキングブレーキグリップなどにタンカラーのステッチが施されるほか、ダッシュボードの助手席側に「86」のロゴが刺繍され、特別なモデルを主張。
装備面では、LEDプロジェクタービームヘッドライトやLEDフォグランプ、電動格納式カラードドアミラー、クロームデュアルエキゾーストを搭載。加えてデュアルゾーン式フルオートエアコンやシートヒーター、クルーズコントロール、スマートキーシステムなどの快適装備も付加されている。
日本のクルマ好き、ドライブ好きにとって「箱根」はとても馴染み深く、モデル名に添えられるとかえって気恥ずかしい気もするが、ターンパイクをはじめとする箱根は、世界的にも愛好家から注目されているドライブルートになっていると聞く。日本でもそんなネーミングのモデルが登場したら、案外新鮮に感じられるかもしれない。