走りはもちろん音楽も楽しめるジムニーに仕上げる!
海外コンペティションへの参戦などもこなすプロショップがピストンウィライズ。そんな同社が妥協なく作り上げたのがこのクルマだ。
特筆モノなのは、リアスペースにインストールされたオーディオの心臓部。HELIX社製のDSPや3WAY+ウーファのシステムに加えて、デジタルオーディオプレイヤーの最高峰であるAstell&Kern社製A&ultima SP1000を使用して、ヘッドユニットを通さずに音源を再生するシステムを採用。もちろんバッテリーやダイナモは当然、キャパシタやケーブル類などにも徹底的にこだわっている。
加えて、ノイズ処理も丹念に施されているようで、例えばアーティストが楽器を奏でる一瞬前の息遣いやスタジオの空気までも再現してくれるのだ。車内スペースが狭く剛性の高いジムニーは音響をコントロールしやすいクルマだが、そのメリットを最大限に生かしたこだわりのカスタムだ。
エクステリアではオリジナルのフェイスキットに加えて、ファッドスター製のフロントバンパーやタニグチ製のスキッドプレートなどに交換し、個性的かつスタイリッシュなルックスに。
また、ウィライズの代名詞ともいえるサスペンションは、3インチアップのオリジナルコイルにエナペタル製のなんと144段調整式ショックに換装。伸び縮みの減衰調整によりマルチにカバーできる足回りとなっている。さらに、ラ・ノーズ+POWER ECM ハイオク仕様をインストールして、スムーズでありながらトルクフルな走りをも手にしているのだ。