ワールドプレミアは最短で今年のフランクフルト・ショー
アウディのプレミアムワゴン、「A6アバント」の最高峰に位置付けられる「RS6アバント」の市販型プロトタイプがキャッチされた。これまでに目撃された開発車輌は完全なテスト版だったが、今回捉えられたのは最小限の艤装を施した市販型モデルと思われる。
その外観は刷新されたヘッドライト、ハニカムメッシュのワイドグリル&フロントスプリッターを装着。サイドビューでは、V字型ブラックスポークホイールや巨大なブレーキキャリパー、サイドスカートなどが確認できる。リヤ回りは新グラフィックのテールライトをはじめ、巨大な楕円形ツインエキゾーストパイプやディフューザー、ルーフスポイラーが装備。また、前後フェンダーはベースモデルでもフレア形状となるが、RS6ではその張り出しが大きくなっているようだ。また、前後バンパーの黒く隠された部分は、運転支援技術用のセンサーである可能性が高い。
搭載するパワーユニットは、先日「ベントレー・コンチネンタルGT」に設定された4.0L V型8気筒ツインターボという説が有力で、最高出力は650ps。しかし、「ポルシェ・パナメーラターボS Eハイブリッド」から流用されたプラグインテクノロジーを組み合わせて最高出力700ps、最大トルク850Nmという強力なスペックが与えられるというウワサもある。
気になるワールドプレミアだが、最短が今年開催されるフランクフルト・ショー。ただし2019年末、あるいは2020年3月のジュネーブ・ショーまでずれ込む可能性もあるという。