V10ユニットは本当に気持ちよく回る。加えてエンジン回転の上昇スピードと車速が絶妙にマッチしており、発進時こそツインクラッチ特有のもたつき感はあるが、クラッチが繋がったら加速は強烈。7000rpm付近からエンジンの二次振動が出始め、「V12ならこの振動はない」とちょっと贅沢な注文をつけたくなったが、オープンカー特有のエキゾーストサウンドがコクピットに飛び込んできてかなり刺激的だ。ブレーキは効きこそ文句ないレベルだが、踏力に対して制動がビルドアップしてこず、やや鈍重。普通の踏み方では制動Gが上がらないため、一般道での走行には注意したい。 CHEVROLET CORVETTE Z06