最高出力は「M8クーペ」と同じく600㎰に到達
BMWのクロスオーバーSUV、「X5」に追加されるハイパフォーマンスモデルの次期「X5M」がニュルブルクリンクで高速テストを開始した。
爆走、という趣でニュルを走る開発車輌はこれまで隠されていたヘッドライトのアウトライン、リップスポイラー、5つの異なるエアインテークを持つアグレッシブなフロントエンド、新グラフィックのテールライト、大型ルーフスポイラー、さらにはノーマルX5と差別化されたクワッド形状のエキゾーストパイプなどが確認できる。また、足回りはMブレーキキャリパー、クロスドリル・ブレーキディスクローターなども装備されている。
パワーユニットは、先日発表されたロードバージョンの「M8」と同じく4.4L V型8気筒Mツインパワーターボを搭載。最高出力は先代の575psから600ps以上へ向上し、最大トルクは750Nmを発揮。8速ATと組み合わされ、駆動方式は当然4WDの「xDrive」が標準だ。プラットフォームはベースモデル同様、「CLAR」を採用して300kgの軽量化を実現しているというだけにパフォーマンスがリアルスポーツ級であることは間違いない。そのワールドプレミアは、2019年後半となる模様だ。