0-100km/h加速3.5秒の俊足EVワゴンは2020年にデビュー!
ポルシェ初の量産ピュアEVワゴン、「タイカン・スポーツツーリスモ」がニュルブルクリンクで高速テストを開始した。
このモデルは9月のフランクフルト・ショーで発表を予定しているEVスポーツ、「タイカン」から派生したワゴンモデル。ベースは2018年3月のジュネーブ・ショーで初公開されたコンセプトカーの「ミッションEクロスツーリスモ」で、フロントマスクはクーペとほぼ同じデザインと予想されている。
しかしCピラー以降はルーフを延長、4ドアモデルの「パナメーラ」より大容量のラゲッジルームを備えて実用性とスポーツ性を両立している。ちなみに捕捉されたプロトタイプには奇妙なツインエキゾーストパイプが装備されていたが、もちろんこれはフェイクだ。
先行デビューするクーペのパワーユニットは、2つの電気モーター(PSM)を搭載。最高出力600ps以上を発揮し、0-100km/h加速は3.5秒、12秒以内に200km/hに到達するパフォーマンスと発表されているが、スポーツツーリスモも同等の走行性能が期待されている。1回の満充電あたりの最大航続距離は500km。800Vの電圧を持つ最新の急速充電システム「ターボチャージング・ステーション」を活用すれば、わずか4分間で100km走行分の充電が可能だという。そんなタイカン・スポーツツーリスモ、市販型のワールドプレミアは2020年内という説が有力だ。