発表会

メルセデス・ベンツ「新型GLE」を発表!全モデルが3列シート仕様に

よりラグジュアリーかつスポーティに

メルセデス・ベンツ日本は6月19日、新型「GLE」を発表した。価格は3L直6ガソリンターボの「GLE 450 4MATIC スポーツ (ISG搭載モデル) 」が11,320,000円(消費税8%込)、3L直6ディーゼルターボの「GLE 400 d 4MATIC スポーツ」が10,890,000円(消費税8%込)、2L直4ディーゼルターボの「GLE 300 d 4MATIC」が9,400,000(消費税10%込)で、GLE 400 dは8月以降、GLE 300 dは11月以降にデリバリーを開始する予定とのことだ。

プレミアムSUVのパイオニアとして、1998年に「Mクラス」として登場したGLEは、以降2015年10月には名称を現在の「GLE」へと変更、今回の新型は4代目となる。発表会の冒頭に登壇したメルセデス・ベンツ日本代表取締役社長兼CEOの上野金太郎氏は、「メルセデス・ベンツの車種ラインナップのSUV比率は、2013年では5%でしたが2018年には20%まで拡大しています」と、SUVのセールスが増加していることを示唆、その中でも中核モデルとなる新型GLEへの期待を込めた。

新型GLEではボディサイズを全長4924mm×全幅1947mm×全高1797mm(欧州参考値)とし、先代より全長で105mm、全幅で12mm拡大、ひと回り大きくなり、前モデルで3列シートが装備された。

エクステリアは細かなエッジやラインを減らして面を強調する一方、Mクラス時代から変わらぬ力強いCピラーのデザインは踏襲。インテリアは、ダッシュボードに「12.3インチワイドディスプレイ」と「12.3インチコックピット ディスプレイ」を装備し1枚のガラスカバーで融合することで、ドアパネルまで流れるような先進的なデザインを採用している。

またホイールベースを先代モデルより80mm延長したことで居住性が向上。2列目シートのレッグルームは先代比69mm増の1045mmとなるとともに、3列目シート使用時のラゲッジルームスペースは160Lで、2、3列目シートを倒すと最大2055Lまで拡大可能となるなど積載性の良さも見どころだ。

パワートレインは全3種が用意。エントリーモデルの「GLE 300 d 4MATIC 」には最高出力245ps、最大トルク500Nmを発生する2L直4クリーンディーゼルエンジン「OM654」を搭載、「GLE 400 d 4MATIC スポーツ」には、最高出力330ps、最大トルク700Nmと、メルセデス・ベンツの乗用車の中で最高水準の出力を誇る3Ⅼ直6クリーンディーゼルエンジン「OM656」を搭載しており、「GLE 450 4MATIC スポーツ」には、ISG(インテグレーテッド・スターター・ジェネレーター)」、「48V(ボルト)電気システム」などの新技術を採用した、最高出力367ps、最大トルク500Nmを発生するコンパクトな3L直6ガソリンエンジン「M256」と、最高出力16kW 、 最大トルク250Nmを発生する電気モーターを搭載している。

トランスミッションは全車に9G-TRONICと呼ばれる9速ATを採用。4WDシステムは「GLE 300 d 4MATIC」に、前後50:50の固定トルク配分、「GLE 400 d 4MATIC スポーツ」と「GLE 450 4MATIC スポーツ」には前後100-0%~0-100%の連続可変のトルク配分を行う4マチックが装備された。

なお最新メルセデスのセールスポイントのひとつにもなっている対話型インフォテインメントシステムの「MBUX(メルセデス・ベンツ ユーザー エクスペリエンス)」も装備。安全運転支援システムの「インテリジェントドライブ」は、Sクラスと同等レベルのシステムで、そのひとつのるアクティブブレーキアシストには、対向車線を横切って右折しようとするときに、対向車線を直進してくる車と衝突する危険がある場合、通常の車速範囲内であれば自動ブレーキが作動する機能も持ち合わせる。

また今回GLEのアンバサダーにプロサーファーの大野修聖氏が就任。発表会で登壇した際に「メルセデス・ベンツは子供の頃から憧れのブランドで、GLEのアンバサダーになれたのは本当にうれしいです」と喜びを述べていた。

その他ユニークな機能としては各種ヒーターやパフュームアトマイザー、シート設定、照明、音楽等のシステムを統合的にコントロールし、快適性を高めた「エナジャイジング コンフォート」を採用。こちらは「リフレッシュ」や「バイタリティー」「トレーニング」の3プログラムから選択することが可能で、「エナジャイジング コーチ」機能を使用すると、ドライバーがGarmin製スマートウォッチを装着した際に、ストレスレベルや睡眠の質などの個人データも活用し、運転手をサポートするモードを提案してくれるという。

相澤隆之

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