インテリアはメルセデス・ベンツのリソースを活用
アストンマーティン初のクロスオーバーSUV、「DBX」はすでにプロトタイプが公式リークされるなど開発が終盤を迎えている。今回は、その最終デザインを予想するレンダリングCGを入手したので別途撮影に成功したコクピットの写真と合わせてご紹介しよう。
エクステリアのレンダリングCGだが、これは開発車両の写真や情報をベースに描かれたもので、ほぼこのデザインで発売されると見ていい。カモフラージュが取れたボディで最も顕著なのは、その曲線美だ。特に注目するべきはグラマラスなフェンダーフレアやラウンドしたバンパー処理で、既存のプレミアムSUVと比較しても独自性は十二分。また、薄くコンパクトなヘッドライトや伝統的なアストンマーティンのグリル回りによりスポーティなテイストも強調されている。
インテリアについては、メルセデス・ベンツのコンポーネントが多数共有される。事実、撮影されたインパネ中央の大型ディスプレイにはMBUXインフォテインメントシステムのメニューとおぼしき画面が表示。さらにステアリングスポークやエアコン操作部、センターコンソール周辺に至るスイッチ類にもメルセデス・ベンツの見慣れたアイテムが確認できる。
搭載が予想されるパワーユニットは、アストンマーティンの独自チューンとなるメルセデス・ベンツ製4L V型8気筒ツインターボ。最高出力は510ps、最大トルク685Nmを発揮し、8速ATと組み合わされる模様だ。また、駆動方式は4WDとなるが、高性能なハイブリッド仕様が設定されるという説もある。その全貌は、早ければ2019年内に明らかとなるはずだ。