気に入れば他に乗り換えるクルマがないほど
ダメージはあります:アルマンダインレッドのペイントは総じて良好なコンディションだが、所々クリアの剥がれが見られた。ボディとカラーコーディネートされたサイドプロテクトパネル、通称サッコプレートも少々退色アリ。
濃厚に漂う”らしさ”:リムの細いステアリングや、ちょっと重いスロットルペダル。回転式の温度調整ダイヤル、シングルブレードのパノラマワイパーなど、触れるところ、目につくところの全てがW124らしさを持つ。
1992 メルセデス・ベンツ300TE
車両本体価格●58万円
使いやすい度 ★★★★
濃密度 ★★★★
ドロ沼度 ★★★
オドメーターの数値はまもなく20万kmを刻もうかという所だが、乗り味は全くそれを感じさせない。ベースの作りの良さに改め感心するところだが、もちろんブッシュやオイルは定期的に交換したい。消耗品やパーツは豊富にあるので、長く乗り続けたいという方にお勧めできる。
【取材協力】
ナカオワークス 080-5652-6600
Text:中本健二/Kenji NAKAMOTO Photo:山本佳吾/Keigo YAMAMOTO カー・マガジン479号(2018年5月号)より転載