AMG

W124型はまだまだ人気、ユーズドAMGが欲しい!

新しいAMGの中にも将来有望な名車が存在

設立されたその日から自動車趣味人の心を揺さぶり続けてきたAMG。いまでもドライビング・パフォーマンスという信念のもとで情熱的なクルマ造りを展開しており、圧倒的な高性能車を多数ラインナップしている。往時の稀少なモデルは高価(いわゆる適正価格)だが、高年式車はより現実的なコストで楽しめる点が魅力だ。

ハンス・ヴェルナー・アウフレヒトとエアハルト・メルヒャーが1967年に設立したAMGは、1990年にダイムラー・ベンツAGと協力協定を締結し、その3年後に初の共同開発モデルとしてメルセデス・ベンツC36AMGをリリースした。
1999年に株式の過半数、2005年に株式の100%をダイムラークライスラーが取得し、新たにメルセデスAMG社となって現在に至っている。

1995 AMG E60-LIMITED

price: ¥18,500,000

E500リミテッドをベースとし、世界限定15台でデリバリーされたうちの一台(全部で40台ぐらい生産されたという説もあり)。現車はあらゆる消耗品を交換し、その乗り味までも徹底追求して、極上のコンディションとなっている。パーツは、いまでもメルセデス・ベンツから供給されている。●走行距離:5.4万km、車検:2020年9月。

今回ピックアップしたW124型AMG E60−LIMITEDがデリバリーされたのは、AMGがまだ独立したブランドだった1995年のことだ。そのため、ひと目で往時のAMGだと分かる精悍な外観や、クルマとしての獰猛さがまだまだ色濃く残っている。本国ドイツの好事家も注目する世界的に貴重な一台だ。

Engine&Interior

フロントの2座は1992年までの500Eで選べたオプションのRECARO C-Classic。ブラックバーズアイウッドパネル、ブラック/グレーグラデーションレザーの限定車特別内装だ。エンジンは、M119エンジンのストロークとボアを拡大し、排気量を5956ccまでアップ。最高出力こそ380psだが、E500とは別物の走りを楽しめる。

販売店のJオートによると、E60/E60−LIMITEDは長年500E/E500に乗っていたオーナーがW124型Eクラスの最高峰を知りたくなって購入するケースが多いらしく、500E/E500とE60/E60−LIMITEDの走行フィーリングを2輪に例えると、感覚的には前者が750㏄のバイク、後者がリッターバイクぐらいの差になるという。

Parts

海外に流出したため、国内の流通数は非常に少ない。シフトノブは1997~98年リリースのAMGロゴ入りの貴重品。J-AUTOオリジナル3Piece-18inchアルミホイールBT-90等も装備。

そこまで違うのならE60/E60−LIMITEDに乗ってみようと思うのがクルマ好きの心情なので、売り物が極端に少ないが、今後もW124型Eクラスの最高峰を求めるフォロワーが後を絶たないはずだ。

(  Shop Information  )
J-AUTO

1996年創業のJ-AUTOは日常の足として乗ることができるメルセデス・ベンツ500E/E500、AMG E60/E60-LIMITEDを取り扱っているスペシャルショップ。若い20代の顧客もサポートしている。

東京都世田谷区瀬田3-2-1 TEL:03-5716-9999 営業時間:9:00~18:30 定休日:月曜日 http://www.jauto.co.jp

2016 Mercedes- AMG C63S

price: ¥6,780,000

昨今のクルマはボディが大きくなったので、W124型Eクラス的なサイズの新しいAMGは何かな、と思って探してみたらメルセデスAMG C 63 Sを見つけることができた。

尻下がりのプロポーションは好き嫌いが分かれるところだが、個人的には好きな意匠。新車時の販売価格が1325万円(標準車)だったので、現車はほぼ半額という魅力的なプライスとなる。最高出力476psのMercedes-AMG C 63のほうがユーズドカーの流通量が多い。●走行距離:3.0万km、車検整備付。※撮影後に成約済み。

このクルマ、Cクラスのボディに最高出力510psの強力な4L V8ツインターボエンジンを積んでしまったハイパワーセダンである。筆者的には、メルセデスAMGのベストバイで、将来が有望だと思っている。

Engine&Interior

スポーティなインパネまわりと、いかにもホールド性が高そうなシートのデザインは、ハイパワーセダンに相応しいもの。2016年式なので、トランスミッションは7速ATだ。エンジンは最高出力510ps、最大トルク700Nmを発生するV8エンジンは2基のターボを装備。C 63 Sは、4ドア版のスーパースポーツカーなのだ。

取材車は2016年式なので、販売価格がこなれており、このスペックのクルマとしてはユーズドカーのプライスがリーズナブルな点が最大の魅力だ。

Parts

フロントフェンダーにツインターボであることを意味する「BITURBO」のエンブレムが付く。このクルマに抜かれた者は「C 63 S」のエンブレムを見て、追うのをやめるはず。

AMG専売店「AMG東京世田谷」を擁しているシュテルン世田谷が展開するメルセデス・ベンツ正規販売店のサーティファイドカーセンターだからこそデリバリーでき、なおかつ良心的で意欲的な値付けになっているといえるが、W205型Cクラスの初期モノC 63 Sは狙い目なので、予算700万円くらいで次期愛車をAMGにしようと思っている方は、メルセデスAMG C 63 Sを探してみるといいだろう。じっくり探せば見つかるはずだ。

( Dealer Information )
メルセデス・ベンツ正規販売店 メルセデス・ベンツ多摩
サーティファイドカーセンター株式会社シュテルン世田谷

系列店にメルセデス・ベンツ東名横浜/あざみ野/世田谷南/東名静岡/横須賀/新百合ヶ丘、そしてAMG東京世田谷があるので、良質かつ買いやすい価格のAMGを数多く販売が可能だ。

東京都多摩市永山6-22-4 TEL:042-338-1131 営業時間:9:30~19:00 定休日:水曜日 https://www.stern-setagaya.co.jp

リポート:高桑秀典/H.Takakuwa フォト:雨田芳明/Y.Amada ル・ボラン2019年6月号より転載
LE VOLANT web編集部

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