新たなデザインと技術も導入され、さらに上質なコンパクトカーに
7月18日、マツダはコンパクトハッチバックモデル「デミオ」を「マツダ2(マツダ・ツー)」に車名変更するとともに新しいデザインと技術を導入。同日より予約受注を開始した。発売は9月12日を予定している。消費税込みの車両本体価格は1,544,400円〜2,619,000円である。
マツダ2は「日常を豊かにする上質なパーソナルカー」をコンセプトに、普段の生活の中でカスタマーが感じる“質感”にこだわったマツダブランドへの入り口を担うモデルと同社は紹介。デザイン、クラフトマンシップといった“見て、触れて感じる質感”の領域に加えて、操縦安定性、乗り心地、静粛性といったクルマの基本的な部分である“乗って、運転して感じる質感”の領域にもこだわって造り込まれている。
エクステリアデザインは、見る人の心を動かすエレガントさを目指した。余計な要素をそぎ落とし、研ぎ澄ますことでシンプルかつ豊かさのある彫りの深い造形を創り出し、路上で見かけたときの新鮮さと存在感を高めている。具体的には、ワイド感や安定感、エレガントさを追求し、彫りの深い造形表現で上質感を向上。高輝度塗装によって質感を高めた16インチアルミホイールを一部グレードに採用した点も、新型の特徴として挙げられる。
インテリアは、いつまでも乗っていたくなる居心地のよい空間を目指した。上質さと遊び心を両立させた色合いと厳選した素材で、カスタマーの多様なライフスタイルにマッチするよう造り込まれた。加えて、静粛性においても人の音の聞こえ方を研究、より静かで質の高いものとしている。
快適性や利便性の面では、運転席6ウェイパワーシート(ドライビングポジションメモリー機能付き)や自動防眩ルームミラーの採用に加え、「マツダコネクト」がAndroid AutoとApple CarPlayに対応するようになった。
そして走りの面では、ドライバーが動き出した瞬間からまるでクルマが自分と一体になったかのような自然な感覚で運転でき、気持ちに余裕が生まれ、心から毎日の運転を楽しめることを目指し、シートやサスペンションシステムなどに新世代商品で採用している車両構造技術「スカイアクティブ-ビークル・アーキテクチャー」の考え方を導入。より質の高いドライビングパフォーマンスが追求された。また、実用燃費を改善する減速エネルギー回収システム「i-ELOOP」は、ディーゼルエンジンだけでなくガソリンエンジンでも搭載可能になっている。
さらに「マツダ・レーダー・クルーズ・コントロール(MRCC)」を全車速追従機能付きとするとともに、ヘッドライトのLEDユニットの20分割化により夜間視認性を向上させた「アダプティブ・LED・ヘッドライト(ALH)」を設定するなど、質の高い運転体験を支え、安心・安全をサポートする機能を充実させている。