2L直列4気筒ターボ+7速DCT+クワトロの構成自体は現行型と変わらず
アウディのコンパクトハッチである「A3」の次期モデルに続き、派生モデルである「A3セダン」の高性能版となる「S3セダン」のプロトタイプを初めてカメラが捉えた。
次期A3シリーズは、間もなく登場する「フォルクスワーゲン・ゴルフ8」と共有する最新世代の「MQB」プラットフォームを採用して軽量化を図りつつ剛性をアップ。セダンボディは、現行型よりリヤウインドーがなだらかな傾斜となり流麗なフォルムとなるようだ。
キャッチされた開発車両は、フロントエンドにワイドなメッシュグリルが備わるほか新設計のヘッドライト、ボリュームあるフロントスポイラーを装着。また、大径デュアルスポークホイールやサイドスカートで武装し、リヤエンドでは新グラフィックのテールライト、アグレッシブなトランクリッドスポイラー、左右デュアル出しのエキゾーストパイプなどが確認。S3では、現行型にも増してスポーティな要素が盛り込まれたエクステリアに仕上げられている。
インパネ回りについては、グレードに関係なく12.3インチデジタルメーターパネルと最新のインフォテインメントソフトウェアを搭載。次期ゴルフとの差別化を図る意味でもドライバーズカー志向のデザインが採用される。
次期S3セダンが搭載するエンジンは、2L直列4気筒ターボチャージャーを搭載で最高出力は300ps超えが確実視。320psに達するという情報もある。組み合わせるトランスミッションは7速DCTで、駆動はもちろん4WDのクワトロだ。アウディは2019年内に「A3スポーツバック」と「A3 セダン」を発表する予定とのことで、このS3セダンの登場は2020年となりそうだ。