鮒子田は若干20歳でトヨタ2000GTの世界記録樹立の一員に抜擢され、その後も3世代に渡るトヨタ7の開発に従事した。しかもトヨタの契約レーサーのなかで最も多くの優勝をもたらして、エースとしての自負もあった。しかし、その境遇に飽き足らず、世界のフィールドに飛び出した最初の日本人レーサーのひとりである。 Text&Photo:岡田邦雄/カーマガジン472号(2017年10月号)より転載 記事にもどる