この冒険は、乗組員3人の力の結集に加えて、途上で出会った人々の助力があってこそ成し遂げられた。壊れた車輪を職人に新たに作ってもらったこともあった。老朽化した橋を渡る途中で橋が壊れて、宙吊りになった時だって、地元の人々の手伝いで助け出された。苦力(クーリー)と呼ばれた人夫や馬・牛・驢馬にもよく引っ張ってもらったものだ。 Text:岡田邦雄/Photo:横澤靖宏/カーマガジン474号(2017年12月号)より転載 記事にもどる