北米で展開している現行の日産車からインスピレーション
日産ノースアメリカはこのほど、世界的に急激な成長を見せている「Eスポーツ」用のゲーミングチェアをデザイン、そのスケッチを公開した。
日産では現在、Eスポーツというトレンドに投資しており、世界で最も人気のあるゲームチームである「Faze Clan」と「OpTic Gaming」の2チームとパートナーシップを結んでいる。
一方、日産は市販車に「ゼロ・グラビティ・シート」と呼ぶ、長時間ドライブでも疲れにくい快適性の高いシートを導入している。Eスポーツのプレーヤーは、ゲーミングスキルを磨くために何時間も椅子に座る機会が多いことから、日産が長年にわたり培ってきたシート技術をゲーミングチェアに生かすアイデアが生まれた。
このたび発表されたスケッチは3タイプ。いずれも現行の日産車に採用されたシートからインスピレーションを得てデザインされている。「GT-R NISMO(ニスモ)」は、軽量なカーボンファイバーとアルミニウムが用いられ、究極のパフォーマンスを実現するレーシングシートのようなデザインが特徴。レザーと合成スエードを組み合わせた座面がスポーティなルックスにひと役買っている。
「Armada(アルマダ)」は、日本では未発売のフルサイズSUVにインスパイアされたデザイン。プラチナリザーブブラックとブラウンのレザーを張るキャプテンチェアで、冷暖房機能やランバーサポートが備わり、快適性を高めている。
「LEAF」では、日本でもお馴染みのピュアEV「リーフ」からデザインの着想を得ている。ガンメタル塗装のフレームを組み合わせたボディには、エレクトリックブルーのアクセントをあしらったライトグレーのレザーを張る。USB充電ポートやレッグレストが備わり、先進感や機能性が与えられている。
残念ながら今のところ、これら3つのゲーミングチェアの製作予定はない。が、日産ノースアメリカの公式ツイッター「@NissanUSA」では、ファンからの「いいね!」を募っている。