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日本はどんな志向? アウディが自動運転に対するユーザーの意識を調査!

自動運転に最も期待を寄せているのは「ステイタス志向のトレンドセッター」と「ハイテク技術に精通した乗員」。日本人は消極的な傾向

9月25日、アウディは自動運転に対するユーザータイポロジー(ユーザー類型学)を作成。これは、自動運転に懐疑的なドライバーからハイテクに精通した乗員にいたる幅広い人々を対象としたオンライン調査、「ザ・パルス・オブ・オートノマス・ドライビング(自動運転の脈動)」によって判明したものだ。

アウディは「&Audi」と呼ぶイニシアチブにおいて、市場調査機関「イソプス」と協力して3大陸9カ国の2万1000人にインタビューを実施。その結果、5種類のユーザータイプが導き出された。自動運転に最も期待を寄せているのは若くて高収入、教育水準の高い「ステイタス志向のトレンドセッター」と「ハイテク技術に精通した乗員」タイプの人であることが示された。

一方、収入と教育のレベルが高くなく、比較的年齢層の高い「懐疑的なドライバー」タイプは、自動運転に消極的な考え方を持っている。「安全志向で消極的なドライバー」タイプは、テクノロジーが十分に実証された場合にのみ、自動運転を利用したいと考える傾向にある。

最大のユーザーグループは、「オープンマインドな操縦士」と呼ばれるタイプで、いつでも自分でクルマを制御できるという条件付きで、自動運転を受け入れる。

自動運転に対するイメージは千差万別だが、高い関心を持つ人が82%、好奇心を持っている人が62%を占めている。新しいテクノロジーに関して、回答者は個人および社会に貢献できる可能性を認識。それらは、より身近なモビリティの実現(76%)、利便性の向上(72%)、安全性の向上(59%)といった数値に表れている。回答者の半数以上が、自動運転を実際に試してみたいと考えているのだ。

その一方で、車両のコントロールの喪失(70%)、避けられないリスク(66%)などといった明確な懸念もある。回答者の41%がテクノロジーに懐疑的で、約3分の1(38%)が不安を表明している。最も多くの人が自動運転に恩恵を感じる状況は、高速道路の渋滞時および自動駐車機能だ。自動運転の知識レベルはまだ低いようで、自動運転に関して説明できると回答した人は、わずか8%に過ぎなかった。

「ヒューマンレディネスインデックス(HRI)」は、社会人口統計学的に見た自動運転に対する考え方の洞察を提供。自動運転車を利用するための知識、関心、感情、準備といった項目を組み合わせて、「-10」〜「+10」の数値指標を生成するものだが、その結果、回答者が若く教育と収入のレベルが高いほど、自動運転に対する態度が前向きであることが判明した。

調査した国の間でも違いが明確になっている。中国人(HRI +5.1)は自動運転を積極的に受け入れる傾向にあり、韓国人(HRI +1.2)もテクノロジーに対する肯定的な見方で平均を上回っている。ヨーロッパでは、スペイン人とイタリア人(共にHRI +0.7)がこの指標で高い数値を示した。ドイツ人とフランス人(共にHRI -0.7)は消極的な傾向で、アメリカ人、日本人、イギリス人(すべてHRI -0.9)も同様だった。

アウディの自動運転責任者であるトーマス・ミュラーは、次のようにコメントしている。
「自動運転および自律運転は、モビリティを大幅に向上させる可能性があります。その道筋においては、テクノロジーの開発と平行して、人々に納得してもらうことが決定的に重要です。今回の研究によって、自動運転に関する人々の立場の違いや、社会において新しいテクノロジーに対する適切な期待感をどのように確立できるかについて、明確に差別化された洞察を得ることができました」

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