清水和夫のDST

厳しい状況下で弱点を露呈したQ2、制動力の変化で結果が乱れたX2【清水和夫のDST】#98-3/4

厳しい状況下で弱点を露呈したQ2、制動力の変化で結果が乱れたX2

AUDI Q2 1.4 TFSI CYLINDER ON DEMAND SPORT

制動距離:61.7m(★★★☆☆)

X2よりも数字的には優れた結果を残したものの、内容は褒められたものではない。走行ラインの軌跡が悪く、1回目のテストではステアリングとブレーキを同時操作したが、1度外側のラインに膨らみ、最終的にはイン側に戻ってきてしまった。電子制御がクルマの軌跡を支配し、ドライバーの意思どおりの走行ラインを描けていない。2回目はステアリングを先行してから制動したが、どこまでも外側に膨んでいきそうで、舵が効かなくなった。結果的には制動距離は短いものの、ステアリングとブレーキの連動ができておらず、ABSのセンサーやソフトウェアの性能が想定の範囲を越えてしまった結果だと思われる。

BMW X2 xDrive 20i M SPORT X

制動距離:66.5m(★★★☆☆)

ステアリングとブレーキを同時に操作し、半径40mのラインに沿って、ステアリングを切り込む。まるでイン側のラインに吸い込まれるようにステアリングが正確に機能し、ライントレースは正確であった。ここまでは完璧だったのだが、2回目はステアリングをやや先行してテストしてみたところABSが早期に作動してしまい、制動力が甘くなってしまった。その距離は80mを越えてしまったが、原因はABSが低μ路だと誤判定してしまったことにあるようだ。ドライバーの運転パターンが変わるだけで制動力が大きく変化してしまう点は要改善。1回目は100点だったが、2回目は半分の50点。落差が大き過ぎた。

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CARSMEET web編集部

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