清水和夫のDST

燃費向上の施策が影響したメルセデス・ベン予想を超えたアウディA7の実力が際立ち、メルセデス・ベンツCLS450は燃費向上の施策が影響!?【清水和夫のDST】#99-3/4

燃費向上の施策が影響したCLS450、予想を超えたA7の実力が際立った

MERCEDES-BENZ CLS450 4MATIC SPORTS

制動距離:65.5m(★★★☆☆)

CLS450はラジアルタイヤを履き、残溝は6mm以上だったものの、ウェット性能はあまりよくなかった。ブレーキとステアリングを同時に操作すると、まずフロントタイヤがドリフトアウト気味になり、ストッピングパワーもあまり高くない。結果的には4輪ドリフトアウトとなり、ラインの外に向かって停止した。4輪のタイヤ荷重を測定すると、CLS450は右前と左後が重かったが、コーナーウェイトのアンバランスが影響を及ぼしたのかもしれない。最近、転がり抵抗を低くするタイヤが増え、ウェット性能が犠牲になっている傾向がある。ステアリングを先行させるテストでは、制動距離が少し長くなってしまった。

AUDI A7 SPORTBACK 1ST EDITION

制動距離51.3m(★★★★☆)

加速テストではCLS450に水を空けられたA7だが、ウェットの旋回ブレーキテストでは最高のパフォーマンスを発揮した。1.9トンもある重量級の巨体が短い距離でしっかりと止まり、しかも正確なライントレース性を示した。タイヤのウェット性能も申し分のないレベルで、とにかくステアリング操舵が正確にでき、操作にも忠実だ。2回目のテストではステアリングを先行させて低μ路特有の誤判定テストを行ったが、1回目とデータ的に大きな差はなく、そのロバスト性に問題は一切なかった。とにかくA7のABSは緻密に制御されており、タイヤのウェット性能は第一級の性能だと評価できる。

リポート:清水和夫/K.Shimizu フォト:篠原晃一/K.Shinohara ル・ボラン 2019年5月号より転載
tag:
CARSMEET web編集部

AUTHOR

愛車の売却、なんとなく下取りにしてませんか?

複数社を比較して、最高値で売却しよう!

車を乗り換える際、今乗っている愛車はどうしていますか? 販売店に言われるがまま下取りに出してしまったらもったいないかも。 1 社だけに査定を依頼せず、複数社に査定してもらい最高値での売却を目 指しましょう。

手間は少なく!売値は高く!楽に最高値で愛車を売却しましょう!

一括査定でよくある最も嫌なものが「何社もの買取店からの一斉営業電話」。 MOTA 車買取は、この営業不特定多数の業者からの大量電話をなくした画期的なサービスです。 最大20 社の査定額がネット上でわかるうえに、高値の3 社だけと交渉で きるので、過剰な営業電話はありません!

【無料】 MOTA車買取の査定依頼はこちら >>

注目の記事
注目の記事

RANKING